職人マツナガ通信

9月12日

治具にのります。
Mさん、下ごしらえがおわりましたので、
いよいよ治具に乗っていきます。
jまずは、治具をMさんの図面通りにセットしていきます。
シートアングル、ヘッドアングル、ハンガー下がり、
フロントセンター、オフセット。
セットが終わると、BBシェル、ダミーシートチューブ、ヘッドチューブをセットします。
そこで、治具上のホリゾンタルトップチューブ寸法を実測して、
図面と数字とてらしあわせます。
これが一致していれば、間違いなく、図面通りにセットされたことになります。
慎重に慎重にセットしていきます。

Mさんのフレーム製作別途で、
以前にしなるフレームをつくった、Sさんから乗鞍ヒルクライム参戦記をもらいました。

今回は、しなるフレームに、しなるホィールをセットしての参戦です。
Sさんは、高トルク低回転型ペダリング、
スピードの上げ下げ少ない、勾配のきつい坂を一定ペースで走るのが得意な乗り方をされています。
ちょっと、ヒルクライムに特化した特殊な乗り方かもしれませんね。

「ヒルクライム専用に作って頂いた、プロジェクトM2号機と、後輪はサピムのスポークで限界まで柔らかく組んでいただいたアブロッシオクロノで乗鞍に参加してきました。
結果は1時間3分でした。
去年より3分以上も短縮できました。
最後まで疲れないで、高い強度で走りきれたことがタイム短縮の要因だと思っています。

自分にとってのヒルクライム専用機はだいぶ完成に近づいてきましたが、唯一の改良点ホイールのスプリングバックが弱いことです。
スポークパターンの工夫やテンションの調整で改良したいと思っています。
通常ではあまり無いような注文ばかりしているような気もしますが・・・
今後もご対応宜しくお願いします。」