職人マツナガ通信

12月1日

師走です。
紅白歌合戦まであと30日。
本の制作シゴトがおわり、
そのあおりをうけたその他諸々の事がようやく少し落ち着いてきたところですが、
今度は年内にかたづけなければならない年末進行のはじまりです。

フジやん通信(http://www.sbtm.jp/advisory/top.htm)にまた懐かしい話がのって
ました。
イタリアミラノの安宿”パルマドマス”。
アパートの一角を利用した宿屋で看板もなにもないので、
まず普通のツーリストは見逃してしまうようなところ。
おそらくミラノにはミラノショーなどを行う国際展示場があるので、
そこにやってくる地元の人向け宿だったのでしょう。
ボクがイタリアで働くことのきっかけになった人がよく使っていた宿で、
そこを教えてもらってからはミラノにいくときは使うようになりました。
アパートの入り口は、インターフォン形式になっていて、
部屋の番号をおしておじさんに名前をいってから鍵をあけてもらい、
木造のエレベーターで部屋まで上がる。
たまにおじさん、おばさんがいないときがあって、
そんなときは戻るまで外でまたなければならない、なんてこともありましたっけ。
まさにアパートを利用した部屋なので、
普通のホテルとはちょっとたてつけがちがい、
なんとも趣があり好きでした。
2000年だったかな、ミラノショーへいったとき、
さがしたら、ビルがそっくりそのまま立て替えられていて、
跡形もなくなっていました。
どこかへ移転したのか、廃業してしまったのか。