職人マツナガ通信

11月17日

電動化Ⅱ。
ダウンチューブに穴ができたら、
お次はリアメカコード用のチェーンステーに穴をあけます。
こちらも、ロー付けされているケーブルのアウターストッパ-をいかします。
まずは、アウターストッパーの頭を削り落とします。
削り落としたら、面をたらいに仕上げて穴開けです。
この穴開けが結構やっかいなんです、毎度苦しめられます。
頭を切り取ったアウターストッパーの台座にドリルをしようとすると、
アウターストッパーをロー付けした際のロー材がかたすぎてドリルが通らないのです。
しかたがないので、先のとがったリューターで削っていきます。
こうして何とか穴を開け、やはりここもアウターストッパーの台座が穴の補強板となります。
お次は、フロントメカコード用のシートチューブです。
実際に使う歯数のフロントチェーンホィールをつけて、
フロントメカの位置を確かめて、穴の位置をきめます。
シマノさんのフロントメカにコードを取り付ける位置が、世代とともに変わっています。
シマノさんもいずれは、こんな穴あけせずに済む無線変速機になるんでしょうね・・・・・・。
先ずカーボンチューブに穴を開けたら、補強用のステンレスプレートを用意して、
チューブの曲面にあるように、プレス加工をします。
こうやって、補強板とシートチューブの曲面があったら、お次は接着です。
ステンレス補強板をスートチューブに接着をします。
これで穴開け全部終了です。
後は削ったあとのペイントですね。
これは、車補修用のタッチアップペイントをつかって塗ります。
さて、これで電動化終了、お次は組み立てですね。

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