職人マツナガ通信

2月9日

NさんのプロジェクトM、フライス盤作業です。
旋盤作業が終わったので、お次はフライス盤作業です。
フライス盤というのは縦型、横型があるのですが、
SBTMでは横型を使っています。
チューブ径と同じ刃物をとりつけて、
図面のつきあわせ角度にあわせてザグリます。
これもこの機械がなかったら、とんでもなく大変な作業となりますね。
今回の基本設計は、シートサイズセンターセンターで475mm。
ヘッドチューブは17mm前上がりの、シートチューブは75mm下がりというスローピングです。
この時の角度も、パソコン上の計算式ででています。
ボクがこの作業をフライス盤でやるのは、
修行をさせてもらったアマンダスポーツで使っていたからで。
もう二十年以上前に行ったイタリアの工房には専用機がありました。
さすが、自転車の国と思いましたね。
また、日本のビルダーで旋盤を工夫してつかっている人もみたことがあります。
ボクは、旋盤やフライス盤などの機械作業の基本は、職業訓練学校で学びました。
さて、すべてのチューブをザグリ終わり、これでフライス盤作業が終了です。
お次は、BBとヘッドチューブの準備のボール盤作業です。
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