職人マツナガ通信

2月9日

チェーンステーにリアエンドをロー付け(溶接)したら今度はつぶしです。
前回はスプロケットがくるところをつぶしましたが、
今回はフロントギャのインナーギャが干渉するのをふせぐために、
まん丸のチェーンステーの干渉部分のみを楕円につぶします。
この作業は、万力にお手製のプレス板をつけて常温で万力をしめていき楕円につぶします。
このあたりも鉄の靱性がものをいうところですね。
本当に鉄ってやつは柔軟性があっていいやつです。
これでチェーンステーはできあり。
お次はメインのカーボンチューブを差し込むラグチューブです。
まずは、旋盤で肉厚調整。
Iさんの体重、用途をかんがえてダウンチューブのパートだけ0.9mmで他の部分は0.8mmでいくことにしました。
肉厚がそろったら、お次はつなぎ合わせのためのザグリ作業です。
この他、BB、ヘッドチューブの穴あけ加工、仕上げ作業などをこなして、
したごしらえ終了。

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