職人マツナガ通信

2月11日

Iさん、治具にのります。
できあがったラブパートを治具上でフレームのカタチにしていきます。
まずは治具のセット。
図面とバッチリあっているかを確認できたらロー付け開始です。
まずはシートチューブとダウンチューブを仮付け。
お次はチェーンステー。
それができたらトップチューブ。
最後にシートステーをつけてフレームのカタチになりました。

この作業をみていた、フレームビルダーを志したいという思いを抱いている少年Sくん。

今は農業関係の仕事についているという。
やりがいのある仕事だけど、さきざき厳しい状況になるのでは。
と、年の割にはしっかりした経済観念をもっているみたい。
だけど、おそらく、フレーム作りも同じくらい大変だとおもうよ。
自分がこの道を選んだときも、周りから大変だよ、とさんざん脅かされました。
でも、若気の至りなんでしょうね、
自分なら絶対やっていける方法を見つけられる、
とほとんどなんの確証もないのに、自分に強引におもいこませて、えい、や、と船出したとおもいます。
まあ、若かったし(S君の方が断然若いよ)、自分が養うべく家族の心配もいらない環境だったということも後押ししたんでしょうね。
まっ、大いに悩んでくれたまえ、Sくん。
選択肢が無限にあるような、そういうふうに悩めるのも若者の特権でしょう。

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