職人マツナガ通信

12月4日

カンパニョーロレコードハブ&サピムCX-RAYスポーク。
ゴージャスな組み合わせのバラ組ホィールです。
今回は20インチフライデーを駆るNさんからのご注文。
カメニック吉田の秘蔵のスポークレングス表からスポーク長を割り出し、
わざわざベルギーからこの特殊サイズをお取り寄せ。
三ヶ月待ちで組み上げた贅沢なホィールです。
悲しいかな、ハブ、スポークに対してリムが少し格落ち。
まあ、主流の700cでさえ種類がそうないのでこれはいたしかたないか。
カメニック吉田渾身のホィール組作業。
この作業が好きなようで妙に執着をもっているようです。
この作業の腕をあげるには、とにかく数をこなす事。
こちらも悲しいかな最近は完組が主流で昔に比べると組む機会がグッと減ってしまっています。
とにかくホィールに触るということが大事ですね。
ボクのいままでの生涯ホィール組み立て本数ってどのくらいなのでしょうかね。
フレームは修業時代から数えると800本位はつくっていると思います。
昔は完成車にするには必ずホィール組んでいたので、フレームの数の半分として、
前後組んだとしたら同じくらいの800本位になるのでしょうかね。
以前に読んだ本によると一流になる人は、その事に1万時間費やしているということを書きましたが、
ホィール組作業前後2時間で計算すると5000ペア(10000本!)になります。

ん~、まだまだ、まだまだ修行がたりないか。

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