職人マツナガ通信

8月16日

さすがに今日は、
通勤途中の大学構内は、
しーんとして、おやすみ、
という雰囲気一杯で、
妙におちつていてよかったです。
でも、取引先などは、
ボチボチシゴト始めた他ところがあって、
早速、ファックスが流れ始めてます。
いよいよ後二日で、
日本全国お休みモードも終わりですね。
また、喧噪の日々のはじまりですね。
でも、ボクはおくればせながら、
24日からお休みをいただくのですが。
さすがに半年ぶっ飛ばしてきたので、
ちょっと疲れたまっているみたいです。
この夏休みでリフレッシュしてきたいと思ってます。
放電しないで、しっかり充電して。

アメリカ放浪記。
写真は、BREINIGSVILLという、
目指すフレームビルダーの工房がある村の入り口です。
アレンタウンからたしか15kmくらいのところだったと思います。
このフレームビルダーとは、
ある人を介してしりあり、手紙でやりとりして、
就職の依頼をしてました。
結局手紙では、シゴトする事を断られてしまい、
とにかく、行って直談判するしかないと考え、
相手には連絡ナシのアポなしゲリラ作戦でした。
ですから、すべて自力で工房までたどり着かなければ
いけなかったのです。
かなり小さい時から地図片手に旅行していたので、
大概のところは、地図一枚でいけると自身持ってました。
でも、この村は(というよりアメリカの田舎)違ってました。
家と家の間が、1km位あるのですね。
はじめはたかをくくって、すぐみつかるさと、
自転車でクルクル廻ってましたが、
全然それらしい建物はなし、
(ちゃんと店構えしていると思っていたのですね)
雨は降ってくるし、
ヒトに聞こうにも、ヒトどころか人家もないし、
こんな時って、とても心細くなるのですね、
雨にぬれながら、なんでこんなことしてるんだと、
かなりブルーになって、
もう諦めて帰ろうかななどと弱気になってました。
でも、そこでも、またまた、幸運の女神が。
地図をながめていると、
なんとジョギングをしているヒトがくるではないか。
お~神よ、とうなりながら、
ここへ行きたいんだけどと住所を書いた紙をみせて、
祈るようにきいてみました。
その住所をみて、しばらく考えていて、
「よしわかった、オレが連れてってやる」と
行ってくれました。
自分の感覚では、相当近くまできているつもりだったので、
そのままジョギングでいくのかと思ったら。
一度家にかえり、クルマをだしてくれて、
自転車とボクを積んで、いってくれました。
それでなんとかたどり着くことができましたが、
やはり一人では無理なような街のつくりでした。
いや~、アメリカってやはりスケールでかいなと、
おもわされました。
そうやって、アポナシで突撃したフレームビルダーですが、
もちろんアポナシなので、玄関で門前払いくうかもしれないという
不安もありましたが、
とてもビックリした表情で(そりゃそ~だ)、
だけど結構やさしく迎えてくれました。
なんと、まあ、悪運のつよいワタシ。