職人マツナガ通信

7月7日

七夕、ツールドフランススタート日、777のラッキーセブン。
世の中いろいろありの日ですが、SBTMでは曇り空でちょっと涼しげなつくばでい
つもの一日がスタートします。
忙しいさに飲み込まれて、つい日常が惰性化してしまいわないように、朝いつも思う
ようにしていることがあります。
”今日が開店日、不安と期待がいりじまじりどんな人とあえるだろうか、どんないい
ことがおこるだろうか、どんなことをしなければいけないだろうか”と考えることで
す。
まさに6年前つくばにお店をオープンしたときに考えたことでした。
おかげさまで6年目にはいり、不安と期待の比率が当時にくらべてずっと不安のほう
がへりましたが、今日が開店日とおもえば、まだまだ安心してはいられません。
今日が開店日なんだと、自分に思わせることによって、弛緩してしまいそうな心身に
活がはいります。
今日もそんな事考えながらお店にきました。

息子さんと一緒にご来店のサイクリストとのおとうさん、どうやら息子さんがスポー
ツバイクに乗りたいと言い出してくれたそうです。
息子さんと一緒に自転車遊びができるという期待からお父さんのお顔はニコニコゆる
みぱっなし。
しかし、息子さんは見た目からのるならフラットバーロードが乗りたいという。
その横でお父さんががドロップバーのいいところを一生懸命説明してくださる。
お父さんとしてはロードで息子さんと快走したいのでしょう。
こういうときはボクは茶々をいれてはいけないと、親子の会話を静かに傍観。
お父さんの懸命の説明で息子さんドロップバーに心が傾く。
イタリア、ジオス社のバイクに気に入ったものがみうつかり、無事ロードレーサーで
ご成約。
お父さん、嬉しそう。
早速、息子さんの体型をはかりベストサイズをお選びしました。
残念ながらあうサイズが在庫無しだったの少しお待ち頂くことになりましたが、格好
良く仕上げます、一緒に楽しんで下さい。

以前にオルベアのオルカのフロントメカ台座について書いたのですが。
ツーリストのオーナーが、どうしても44t×29tのフロントチェーンホィールを
つけたいとういうリクエスト。
できましたよ。
フロントメカ台座をいろいろいじりましたが、結局台座に溶接でネジ穴をたして下に
下げれるようにしました。
44T×29Tのギャ板をつけたオルカはおそらく世界で一台でしょう。
どんなにいいものでも身体や使用目的にあわなければ道具としてはダメですよね。
道具に身体をあわすのではなく、身体に道具をあわせるというのは、ボクがアマンダ
スポーツで学んだ自転車に対する考えの一つです。

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