職人マツナガ通信

7月14日

土曜、日曜、祭日はお客様との対応で全く集中できないので製作シゴトはお休みで
す。
昨日、フレーム修理に関して書きましたが、それを書きながら思い出したことを書い
てみます。
ボクはショップに工房を併設しているのであのような作業が出来ますが、いわゆる自
転車屋では無理な作業ですよね。
でも、こういうスタイル、イタリアではその昔当たり前だったようです。
これは人からきいた話なので確証はないのですが、想像するにそうだったんだろうな
という気がします。
ロードレースの盛んなイタリア、各街にクラブチームがありたくさんの選手が走って
います。
毎週というより、ほぼ毎日各地でレースがあり、それに参加している選手に当然落車
などのトラブルはつきもの。
エンドが曲がった、フォークが曲がった、とかのトラブル事にいちいちフレームをか
えている余裕はない。
それならばなおっしちまえ、てな考えで自転車屋=溶接設備がある、というのがわり
かし当たり前だったようです
まあ、こんなことができたのはフレーム素材が鉄が主流で自転車ビジネスももっとの
んびりしていた、ふるきよき時代(?)で今はかわってしまっているのでしょうね。