職人マツナガ通信

3月20日

K澤さん、チェーンステーのセットが出来たらお次はシートステーです。
今回はカーボンシートステーということで、ラグパートもカーボンチューブも現物あ
わせで寸法をだししていきます。
こちらも一品現物あわせものでミスは許されない作業なので、削ってあわせては
チェック、また削ってはあわせてはチェックという作業を繰り返しながらジャストの
寸法をだしていきます。
シートステーラグの位置がでたらそれにあわせてトップチューブラグの位置をセット
します。
こうやってすべてのパートをロー付けの仮付けできたら、本まわしにとりかかりま
す。
普通の溶接フレームならこれで終了で治具から外して仕上げにとりかかれるのです
が、プロジェクトMの場合はこの後カーボンチューブの接着があるのでもう一度治具
にのります。
これだけで普通のフレーム製作工程の倍はかかってしまいいます。
治具上での本まわしがおわりましたら、治具から外してバラバラにして、ローのまわ
りをチェック補修します。
ここで一度熱ひずみがでてしまった部分を、芯取り棒をつかって、えい、やっ、と修
正します。
この作業も中途半端におわらせりと後々ひびいていきますので完璧になるまで芯取り
します。
ふ~、ラグパートできあがりです。
お次は接着ですね。

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