職人マツナガ通信

4月14日

今日ブリヂストンアンカーの営業マンの渋谷さんがきました。
彼は去年まではアンカーの選手で、
日本代表クラスのギンギンのロードマンでした。
引退後はそれまでのノウハウを生かして、
アンカーバイクの営業マンとして活躍してます。
選手は自分のパフォーマンスをどうやってのばしていくか、
というのを日々考えながらやっていると思うのですが、
渋谷さん選手をやめても仕事でその知恵をいかしているようです。
毎回来るたびにいろいろな企画を考えて、
がんばてるな~、と感じさせてくれます。
一芸に秀でた人は他の道でもきちっとやっていけるのですね。
そんな渋谷さん、今年は全日本やツアーオブジャパンなど、
レースをみにいくのがとても楽しみと話していました。
レースをはじめてからレースを観るなんて経験が全くなかったので、
レース観戦なんて初めての体験となるようです。
レースを観てどんなことを感じるのでしょうかね、
自分が走りたい、それとも、やめてよかった。



浅田監督インタビュー (17)
浅田カントクに聞け!

マ: マツナガ
ア: 浅田監督

ア:ヨーロッパでは各地域にクラブチームというのがあるんです。
そこのクラブチームは、そのチームからプロチームへはいれるような選手の育成が、
最大の目的なんですね。

マ:でも、クラブチームとはいえ当然運営費がかかるんだよね。ボランティアだけで
はやれないもんね。

ア:そうですね、ですから地元の企業からスポンサーをつのるんです。
アンカーと同じくらいの活動をしようとすると年間一億円位は必要になるのですが、
それに投資してくれる企業があるんです。

マ:プロチーム一歩手前というレベルだから、それほど広告メリットはないよね、
それでも、一億円投資するメリットというのがあるんだ。

ア:ありますね。

マ:ん~、それは明らかに自転車文化の違いだね。

ア:じゃあ、それをどうやって日本にとりいれるかというと、
さっきいったこと(選手の受け皿をまずつくる)を一番最初にやらなければならない
んですよね。
そして、自転車レースのイメージをつくるのではなく変えていく。
日本では自転車といわれてロードレースをイメージする人が少ないと思います。
ロードレーサーというのは一般のお買い物自転車の延長戦にあり、
特別な物じゃないんだといふうになってもらいたい。
日本の自転車関係者は競輪の普及には一生懸命で、
競輪のイメージがあがれば自転車レースの認知が上がると考えている人がおおいよう
ですが、
それでは変わらないと思うんです。

マ:ん~、なるほどね。
ちょっと話題をかえて、監督業をしていて一番うれしい事ってなんなのかな?

つづく