職人マツナガ通信

イタリア就職記 (3)

まずはじめにやらなければならないのは、10年近く大して器用でもなく、我の強い自分を、辛抱強く雇ってくれて、色々勉強させてくれた千葉師匠に承諾をとること。 当時アマンダスポーツは、師匠と奥さんとボクの三人体制。 フレーム関…

イタリア就職記 (2)

折しも90年に日本で、自転車の世界選手権がありました。 日本での開催が決まった時から、日本の自転車レースシーンもにわかにかわりはじめました。 日本人のロードのプロチームが初めて発足して、世界戦に向け活動が始まったのです。…

イタリア就職記 (1)

そもそもなぜイタリアかというところからお話始めますね 当時ボクは29才、フレームビルダーという仕事について10年近くたっていました。 この間、東京のアマンダスポーツで幸いにして、日本の主立った選手のフレームをかなり製作さ…

アメリカ放浪記 (12)

写真は塗装をしているところです。 メッキをやってしまうくらいですから、塗装も当然ですよね。 規模は決して大きくないのですが、すべて、自分のところでやってしまう、これが、彼のシゴトみていて一番勉強になったことでした。 彼の…

アメリカ放浪記 (11)

アメリカのフレームビルダーにあって、シゴトぶり見て、いちばんちがうなと思ったのは、完全自家製産なのですね。 僕らは通常、塗装は外注におねがいするのですが、彼は自分のところでやってました。 なんとメッキ加工まで! 写真はエ…

アメリカ放浪記 (10)

写真は工房内のものです。 ボクがわざわざアメリカのフレームビルダーを目指したのは、 アメリカ人特有のアイデアで、日本やヨーロッパとはちょっと 違った、方法や道具でフレーム作りをしているのはないかと、 いうことをしりたかっ…

アメリカ放浪記 (9)

写真は苦労してみつけた、フレームビルダーの工房です。 看板もなんもなく、納屋を改装したような建物でした。 これじゃ~、前を通ってもわからなかったでしょう。 周りはトウモロコシ畑、隣家なし。   このフレームビル…

アメリカ放浪記 (8)

写真は、BREINIGSVILLという、目指すフレームビルダーの工房がある村の入り口です。 アレンタウンからたしか15kmくらいのところだったと思います。 このフレームビルダーとは、ある人を介してしりあり、 手紙でやりと…

アメリカ放浪記 (7)

写真は昨日かいた滞在したホテルで、とった数少ない自分が写った写真ですね。 20年近く前のマツナガのお宝(どこがだ!)画像です。 よく見ると、我ながらやはりトシとったなと感じます。 ロサンジェルスから飛行機でフィラデルフィ…

アメリカ放浪記 (6)

写真は東海岸のフィラデルフィア(映画ロッキーの舞台)という都市、から少し離れたところにあるアレンタウン(昔ビリージョエルが歌にした街なのですが)という街のホテルの部屋からとった風景です。 この街からさらに少しはなれたとこ…